『読書について 他二篇』(著:アルトゥル・ショウペンハウエル 訳:斎藤忍随 出版:岩波文庫)を読了。
“読書は、他人にものを考えてもらうことである。本を読む我々は、他人の考えた過程を反復的にたどるにすぎない”(本書P.127)と述べ、無思考な読書・多読に陥ることを批判する。その批判は非常に痛烈で、天才主義的な面が否めないのも確か。しかし彼の鋭い指摘は、私たちの陥りがちな読書の仕方に対する警句である。
著者のショウペンハウエルは18~19世紀のドイツの哲学者です。しかしこの本は哲学書ではないので、誰でも読めると思います。比較的薄い本ですし。
あと、本書を読めば分かりますが、彼はフィヒテ・シェリング・ヘーゲルという3人が大嫌いです(笑)。何ででしょうね……。
ちなみに、ここにあげたのは5日ですが、実際は月曜日に読み終わりました。ちゃんと予定通りに読み終わってよかったです^^
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